山梨県立農林高等学校
2021年9月21日カテゴリー:

酸素を遮断するワイン作り

赤ワインに続き、9月15日には白ワイン製造実習をおこないました!
今回は甲州ブドウを用い、白ワインを仕込みます。

 

 

赤ワインと同様に、まずは選果です。ここにあるたくさんのブドウを使えるもの、使えないものに分けています。黒い斑点があるぶどうは病気なので使えません。

 

 

次に除梗破砕機で、選果したぶどうを潰しています。ブドウの茎は使わないので、この時点で分けて捨てます。そして潰したぶどうは冷蔵庫にあるタンクに移されます。

 

 

分析担当は、果汁サンプルを採取し比重と㏗を計測しました。より高品質なものを作るためには科学的アプローチが欠かせません。

 

 

2日間低温下で貯蔵した破砕果は、圧搾機で搾汁して果汁のみにします。搾汁時、容器内に雪状ドライアイスや不活性ガス充満させることで、果汁の酸化を最小限に抑えます。こうすることで香り豊かな白ワインに仕上げることができます。

 

 

キレイな状態の果汁を得ることができました。ここからさらに数日間、低温下・嫌気的に貯蔵させることで、果汁に含まれる成分を安定化させます。

[生徒の感想]
・選果をした土橋さん
「ふさの量が多く小さい粒もあれば悪い粒もあって仕分けるのが大変でした。ですが、とてもやりがいがありました。」

・除梗破砕をした古河さん

「ぶどうが入ったカゴが意外と重かった。除梗破砕機にぶどうを入れすぎてしまってハンドルを回すのが大変だった。」