○農林ワイン「17 ans（ディセタン）」とは

　山梨県立農林高等学校・食品科学科2年が製造する学校オリジナルワインです。ワイン名「17 ans　※読み方は“ディセタン”」はフランス語で「17歳」を意味し、製造した生徒たちの年齢にちなんでいます。製造したワインは、その多くが山梨県ワイン酒造組合の品質検査に合格してG.I. Yamanashiを取得しています。

　※GIとは「地理的表示保護制度」によってその品質（地域性や味わい）を認められた証です。

○ワインを通した学習

　山梨県立農林高等学校では、2020年10月に果実酒試験醸造免許を取得し、食品科学科の授業内でワインに関する職業教育をスタートさせました。ワイン造りの長い工程に携わることで六次産業化の視点を持ち、地域資源を活用して新たな価値を創造できる職業人材を育成することを目的としています。

　ワイン製造について学べる農業高校は全国に数校しかありません。そのなかでも山梨農林高校は、ブドウ栽培からワイン醸造、販売・マーケティングという一連の流れを体験的に学ぶことのできる全国でも珍しい高校です。

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○釜無川ヴィンヤードについて

　学校敷地東側にある醸造用ブドウ試験栽培園「釜無川ヴィンヤード」は２０２０年に開園しました。川沿いにあるため砂利を多く含む水はけの良い土壌となっています。ここではワイン原料となるヨーロッパ系品種のブドウが垣根仕立てで植えられています。植樹品種はタネ、メルロー、プティ・マンサンになります。２年食品科学科が専門科目「地域資源活用」にて栽培管理をおこなっています。

○マイスターハイスクール事業校に指定（令和2～５年度）

　山梨県立農林高等学校は専門的な取り組みを行う専門高校として、令和2年度から令和5年度まで文部科学省によりマイスターハイスクール（次世代地域産業人材育成刷新事業）に指定されました。

　本事業ではマイスターハイスクールCEOとして白石壮真氏（岩崎醸造㈱代表取締役社長）、産業実務家教員として山口美樹氏を招聘し、カリキュラム刷新など学習環境の整備を進めました。さらには産学官が一体となって取り組みを推進したことが、コミュニティスクール構想の源流となりました。

○ワインについて

　ワインはブドウから造られます。その年の天候からくるブドウの出来によってワインの味わいにも明確な違いが現れるのです。農林高校ワイン“17ans”は、その年の２年食品科学科が製造を手掛けます。よって「ブドウによる違い」に加えて「作り手の違い」も大きな魅力となっています。

　表ラベルについても毎年新しいデザインを描いています。高校生が青春をかけて作り上げたワインをぜひご賞味ください。

17ans-2020　仕様

17ans-2021　仕様

17ans-2022　仕様

○取り扱い先・販売時期

　秋に製造したワインは翌年の９月にリリースされます。

　以下の取扱店様で販売しております。（2024年2月現在）

　数量限定のため早期の完売が予想されます。在庫の有無等については各店舗に直接お問い合わせください。

　なお、学校での直接販売はしておりません。

　・株式会社マツムラ酒販（甲府市）TEL 055-241-7878

　・あったあったワインショップ/株式会社築宝（昭和町）TEL 055-225-6605　★

　・株式会社Katerial（甲斐市）TEL 0551-28-4655　★

　・リカーショップながさわ（甲府市）TEL 055-233-5333

　・澤田屋酒店（笛吹市）TEL 055-262-2050

　・ベーカリールーブル（南アルプス市）TEL 055-284-0252

　　★…オンライン販売あり

○インスタグラム

本ＨＰに加えてインスタグラムでも日々の学習活動の様子を紹介しています。

【インスタグラム　農林高校ワインプロジェクト　 @norin_wine 】

https://www.instagram.com/norin_wine/

※20歳未満の飲酒は法律により禁止されています。