山梨県立農林高等学校
2022年5月23日カテゴリー:

校内での植林実習

 森林科学科では、森林の機能や樹木についての学習を行っています。数年前に卒業した先輩が植えたクヌギの実生苗が大きくなってきたので、校内の育林実習場へ植林することにしました。

 

 

ポットの中で育てた苗です。

 

 

地面に穴を掘って、周囲の土がしっかりと接するように土をかぶせ、踏み固めました。

 

 

植林のあとは、新しい苗木づくりを行いました。虫食いなどの欠点がないクヌギの実を探し、ポットの中で育てます。成功すれば、やがて芽が出て苗木になります。

林業は仕事の対象となる樹木が成長し、利用できるようになるまでに50年から100年かかると言われています。先輩方が残した苗木を使用し、また後輩が使用する苗木を育てる。世代を超え、仕事を受け継いでいくことも林業の醍醐味です。今回植林した苗木は、無事に育てば直径15cmくらいになったころに伐採し、シイタケ栽培の原木として使用したいと考えています。