山梨県立農林高等学校

進路指導

本校の進路指導
 
高校卒業後、どのような進路決定をしていくのか。決して簡単な問題ではないと思います。本当に自分が学びたいこと、あるいは仕事としたいことは何か。またどのような分野において自分の力を十分に発揮できるのか。様々な情報を得る中で、自分の適性を見極め、進路実現を目指す。そんな皆さんをサポートしていくのが「進路指導部」です。
 
 
1.進路指導の重点項目

〇 生徒が様々な学習や体験を通し、学ぶことの意味、働くことの意味を考える機会を積極的に与えていきます。

〇 生徒の主体的な進路活動をサポートし、希望進路の実現に導きます。

〇 学習に対する意欲喚起と、確実な基礎学力の定着を図ります。

 
2.進路実現への具体的な取り組み例

〇 進路ガイダンス、進路講話、各種学校による分野別ガイダンスを実施します。 

〇 地元企業による職業講話を実施し、地域を支える産業人となる意識を高めます。

〇 職場体験(インターンシップ)を通して、自分の適性を見つけ、同時に社会人として必要なマナーも学び、自分の進路を具体化する機会とします。

〇 入試や採用試験、または進路実現後にも必要となる学力の育成や補償をしていきます。 

 『レベルアップタイムの進路対策講座』

 『校内漢字検定』の実施

 『学びの基礎診断』

 『各種課外』等

 
3.本校の教育が社会で評価される理由

〇 それぞれの学科で習得する専門知識や技術を産業界は求めています。

〇 実習を伴う授業が多く、集団における周囲との協調性やコミュニケーション能力が育まれ、社会性を持った職業人が育っています。

〇 農業を通じて、命の尊さを理解し、奉仕の精神と勤勉さ、また、素直な心が仕事の上達につながっています。

 
 
進路スケジュール
〇 1年生の早い段階から進路講演会・ガイダンスを通して進路意識を高められる。

〇 2年生の夏にインターンシップを行うことでリアルな職業観を身につけられる。

〇 3年生では就職のために必要な相談会・面接練習・履歴書作成指導など手厚い指導が受けられる。夏休み明けには推薦を含めた個々に応じた進学指導も始まる。

 
 
3年次 進路実現までの取り組み
 
合格体験記
1.就職

 

就職先:県内ホテル

 私は人の笑顔を見ることが好きで、直接人の笑顔が見られるような仕事をしたいと思いました。ホテル業界はお客様一人ひとりに寄り添い、最高のサービスを提供することにより、お客様の笑顔を生み出せる貴重な仕事だと考え、この仕事を選択しました。夏頃から就職活動に専念し、面接練習や一般常識などの学習に励みました。面接練習では面接ノートを作り、まずどのように質問に答えればいい印象を与えられるかを考えました。また、礼をする時の姿勢の角度、手の位置、など失礼のないようにするため細かく練習しました。面接練習を積み重ねることで質問にスムーズに答えることができるようになっていき、自信を持つことができました。そして、どの先生方にも「面接は臨機応変に答えること」と必ず言われました。臨機応変に答えられるよう、面接ノートには、「答えようと思っている言葉をしっかりメモしておくこと」を徹底しました。ノート上で答える文を決めてしまうと、覚えようとしてしまって面接の時に忘れてしまった時に焦ってしまうからです。試験は、とても緊張しましたが、接客は人と関わる仕事なので笑顔を意識して面接を受けました。接客の仕事を選択するのであればお客様を1番に考え、笑顔で接することが大切だと思います。試験対策は大変だと思いますが自分を信じて頑張ってください。

 

就職先:県内食品製造業

 私は以前から食品製造業に就職したいと考えていました。私が内定をいただいた企業の試験内容は面接と適性検査でした。人前で話すのが苦手だったので、面接対策に時間がかかってしまい、試験勉強をする時間を多く取ることができませんでした。そのため試験勉強は、短い時間でより多く学ぶことができるように一回一回の学習内容を濃いものにできるように工夫しました。試験後は合格することができるか不安しかありませんでしたが、内定をいただけた時には本当に嬉しかったです。このことから、学習について、一定の成績を取るには、こだわりをもって学習することが大切だと思いました。面接については毎日練習して、本番で緊張しないように慣れておくことと、様々な質問に答えられるように準備することが大切だと思いました。また、資格取得や学校生活の中での経験などがあると話しやすいです。これから私は皆さんの健康と豊かな食生活の実現に向けて働きます。皆さんも進路活動までの間にやりたいことや目標を見つけて、家の人とよく話し合い、進路実現に向けて頑張ってください。

 

就職先:県内建設業

 私は部活動の顧問の先生から建設業に関する話を聞く中で、建設業に興味を持ち始めました。その後、県内の建設業の会社の情報を自分なりに調べたり会社見学に伺ったりしました。見学の際などでは会社の人からの話を聞き、気になることがあれば積極的に質問をしました。就職試験が近くなるにつれ先生方の面接練習が始まり、言葉が出ないことがありました。そのため、先生からアドバイスをいただき、自分なりに理解し工夫を重ねていきました。面接の質問の受け答えは難しく、すぐに答える能力が必要と思いました。

私が内定を頂けたのは、日々の部活動や学校生活を真面目にすごし、頑張っていたことが大きいと思います。私は進路活動を通して、時間が少ないのですぐに行動した方が良いと思いました。少ない期間のなかで全力を出し、練習を重ね先生方と多くの面接練習したことが大切だと思いました。自分の将来を決める一番大切な時間なので自信を強く持って進路活動に取り組んでほしいです。

 

 

2.進学

 

進学先:山梨学院大学 健康栄養学部

 私は食品科学科で3年間、製菓・製パンの実習、微生物の培養実験などを通し沢山の事を学び、また、ワイン製造やワインの分析など高校生ではなかなか体験できない事を多く体験してきました。食に関する勉強をする中で、高校卒業後もさらに深い知識を身に付け、将来は食に関連する仕事に就きたいと考えるようになりました。そのための進学先を決めるにあたり、県内だけでなく県外の大学のオープンキャンパスにも参加し、最も自分が魅力を感じた学校への受験を決めました。1年生の時から勉強にも力を入れ、また、3ヵ年皆勤も成し遂げた努力を評価していただき、指定校推薦で出願することができました。そこからは必死に面接練習に取り組みました。私は一度も面接をした事がなく、分からない事だらけで、面接ノートを作っても練習の時には上手く話せずとても苦労しました。しかし何度も練習を重ねていくうちに、少しずつ自信が持てるようになり、本番では想定していなかった質問もいくつか出されましたが、何とか落ち着いて受け答えができたと思います。

合格を頂いた際には、沢山の人に祝福してもらい、とても嬉しかったです。進学後も農林高校食品科学科で身に付けた知識を生かし、管理栄養士になるという将来の夢を叶えるため、一生懸命頑張ります。

 

進学先:大月市立大月短期大学経済科

 私は将来販売に関係した仕事をしたいと考え、流通の知識を学ぶために、進学を決めました。受験に向けてまずは自分の志望理由を明確にして書けるようにしました。志望理由書を書くために、志望のきっかけになった経験を振り返り、また志望校で学べる内容についても詳しく調べました。そして、先生方にもアドバイスをいただきながら自信が持てる志望理由書を書くことができました。もちろんオープンキャンパスにも参加することも非常に大切です。ホームページやパンフレットだけで調べても、学校の雰囲気を細かく知ることはできません。オープンキャンパスに参加することで、学校の雰囲気を肌で感じることができ、進路決定においてとても役立ちました。面接練習では、立ち居振る舞いの間違いが多く、担当の先生からご指摘をいただくことが何度かありました。相手に良い印象を与えるために、日ごろから自然な振る舞いができるようにしておく必要はあると感じました。また、どんな質問にも答えられるように面接ノートを作って、本番での自信につなげるようにしました。以上が、私が進路実現に向けて心がけた対策です。早めに行動した場合とそうでない場合とでは自信に雲泥の差があります。進路活動は早めに行動しても損することはありません。皆さんの進路が実現できるように応援しています。

 

進学先:山梨県立農林大学校 養成科 園芸学科

 私は将来、野菜を中心とした農業経営に携わりたいと思い、その仕事に必要な知識や技術を学ぶために進学を決めました。私が受験勉強を振り返り「やって良かった」こと「やっておけば良かった」ことがあります。まず、「やって良かった」ことは、過去の資料から小論文・面接での出題傾向に関する情報を調べたことや、オープンキャンパスに参加するなど、自分から積極的に行動したことです。 次に、「やっておけば良かった」ことは、面接や小論文の受験対策をもっと早くから開始しておけばよかったということです。入試当日は、どんな質問をされるか分かりません。そのため何を聞かれても答えられるように様々な質問を想定した対策を沢山すれば良かったと思っています。

将来進学を考えている人は、オープンキャンパスに参加し、多くの情報を収集すること、また、早めに受験の準備をして友人、先輩、先生などからアドバイスをもらいながら積極的に行動することが大事です。また、受験当日は、不安もあると思いますが、不安や緊張は、「頑張っている証拠」なので、落ち着いて入試に挑みましょう。1日1日を大切に過ごして頑張ってください。

 

進学先:山梨秀峰調理師専門学校                                                                 

 私は将来自分で飲食店を開きたいという夢があり、調理の専門学校を志望しました。高校もその第一歩として、食品について基礎から学ぶことができる本校に入学し、3年間熱心に勉強をしてきました。私は受験方法として、推薦入試を希望していたので、入試時期から逆算し、長めに面接練習の期間がとれるように担当の先生と予定を組みながら練習を行いました。面接練習は過去にこの学校を推薦入試で受けた先輩方の資料を確認し、聞かれやすい問題を主に練習しました。資料にある問題だけでなく、話すことに慣れるため他の問題もたくさん行いました。本番はとにかく考えすぎず、なるべくリラックスして臨めば大丈夫です。たとえ緊張して上手く言えなかったとしても、とにかく礼儀正しく愛想良く、ドアを閉める最後まで気を抜かず頑張ってください。

 

 
農林高校 諸行事の様子
就職面接指導
 
就職 履歴書作成指導
 
進路ガイダンス
 
進路ガイダンス(演劇を交えて)
 
進路相談会(外部)
 
 
農林高校生が取得した資格
学科に関する資格

〇システム園芸科

フラワー装飾技能士,日本農業技術検定

 

〇森林科学科

労働安全衛生教育終了(刈払機),トレース技能検定3級・2級・1級

 

〇環境土木科

2級土木施工管理技術検定試験,運転技能者(小型移動式クレーン),車両系小型建設機械(整地等)特別教育修了,計算技術検定4級・3級,トレース技能検定3級,ガス溶接技能講習,アーク溶接特別教育

 

〇造園緑地科

造園技能士3級,運転技能者(小型移動式クレーン),車両系小型建設機械(整地等)特別教育修了,2級造園施工管理士,玉掛技能講習

 

〇食品科学科

菓子検定3級・2級,料理検定3級・2級,食生活アドバイザー3級・2級,危険物取扱者(乙種4類,丙種)

 
一般的に取得可能な資格

情報処理技能検定,日本語ワープロ検定,危険物取扱者,日本漢字能力検定

 
 
進路指導室の様子
放課後の進路相談

 

3年生専用 個人用レターケース

 

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