山梨県立農林高等学校
2024年4月10日カテゴリー:

森林科学科にて外部講師による専門教育授業を行いました。

 森林科学科では外部講師による専門的な授業の実践を行っています。

 

 今年度は1年生がコンパス測量に関する実習を行い、2年生は森林に関する講話とロープワーク実習を行いました。

 

 

 測量実習では、測量を生業としている企業の方に来校していただき、コンパス測量に関する機械の使い方や注意点の説明を聞き、生徒は指示の通りに遠くの目標に向かって操作を行っていました。

 コンパスは真北を0°とする方位磁針の性質を用いて角度を測定する道具であり、高低角(目標に対する視準角度)を測定することで、斜距離から水平距離を計算することができる測量方法です。現在では、レーザーを用いた高性能な器械も使用されていますが、基礎基本を学ぶ為に生徒はベーシックな測量器具を使用しています。簡単に測定できる高性能な器械は便利なものですが、使用する目的や機械の仕組みなどを学ぶことで測定結果を応用する能力を身に付けています。

 

 森林に関する講話は、山梨県庁にて定年まで勤め、その後も森林調査を行っている企業で活躍されている講師をお招きし、山梨県の森林の概要や恩師林の歴史、今後の森林や林業に関わることについてお話をいただきました。生徒は昨年度も同じ講師からお話を聞いており、昨年度から発展した内容に真剣に耳を傾けていました。